近畿生コン関連団体労使懇談会
6月15日、学働館・関生で大阪兵庫生コン経営者会(経営者会)加盟企業および近畿一円の生コン関連団体と関西生コン関連労働組合連合会(労組連)による近畿生コン関連団体労使懇談会が開催された。
懇談会冒頭、近畿各地区の生コン関連団体から現状報告がなされた。このなかで、奈良・京都の各生コン協組からは、値戻しが浸透しているとの発言があった。
各団体からの報告を受け、労組連・武議長が以下のように提起した。
■4人組と結託した丸山が業界に混乱■
「和歌山では、大阪広域協組4人組と和歌山広域協組の丸山が結託して業界に混乱をもたらし、連合会が休眠状態にある。和歌山中央協組は、本年4月から値上げを予定していたが思うように進んでいない。丸山は、昨年、和歌山工組の理事長を解任されたにもかかわらず、工組加盟社に圧力をかけて強引に理事長職を取り戻し、何事もなかったかのように振る舞っている。
滋賀では、生コン値上げに成功。新価格18700円が浸透し、現在は連合会を構想する段階にある。湖東協組においても新価格が定着しているが、共同輸送の実現に向けた取り組みを進めていかなければならない」
■協組員にも責任、正常化に全力を■
次に、大阪広域協組をどう見るのかについて提起がなされた。
「4人組(木村、地神、矢倉、大山)は協同組合を乗っ取り、利権確保の企みを隠蔽するために関生支部を『悪者』に仕立て、自らの醜い実態を覆い隠そうとしている。4人組は、今回の値戻しには一滴の汗もかいていない。特に木村は、2015年1月に大同団結の枠組みができ上がったあとに参加してきた。
現在の大阪広域協組には、嫌々加入している社、価格が戻ったから今までよりは良いと思っている社、この機会に関生支部がなくなればよいと思っている社に分類できる。いずれの企業についても、4人組がコンプライアンス違反を繰り返し、相互扶助の原則を無視していることに目と耳をふさいでいることは許されるものではない。
協同組合は人的結合体であり、信頼が原則。副理事長の地神は、『吐いた唾は飲み込まない』と言っているが、何度も嘘をついて知らん顔をしている。4人組が行った違法行為の最たるものがティーワイケイ高槻生コンへの出荷割付ストップであり、除名処分である」。
※この懇談会の数日後(6月21日)にはティーワイケイ高槻生コンの訴えを全面的に認め、大阪広域協組を断罪する仮処分命令がくだされた。
http://www.kannama.com/news/news2018/2018.07.06/2018.07.06-2%20.html
【 くさり7月号より 】